29番国文寺
後免駅から徒歩。これまで通りの7キロくらいの道のり。
閑静な森の中にある。
偶然手にした書物にこのような事が書いてあった。
迷いだらけのをありのままに見つめます。
つい昨日まで18歳だと思っていたらふと気がつくと25歳。働くうちに40歳、50歳となり老人になる。
どんどん変っていく自分。惜しいとか悲しいとか。
それが色の世界だそうです。
いくつになっても、何の為に生きているか戸惑います。
お遍路はありのままの自分の心に向かい合います。
生きている間常に満たされない思い
お遍路をしている間は静かに己の心を整え物事をありのままに捉えます。
若いこと、清らかであることにとらわれません。
何故、四国の高知国分寺29番にきたのだろう。きっかけは徳島1番で頂いた冊子に
「世のために自分を大きくいかしたい」とお願いしてください。
と記載されていた文言を全部読んだ事だった。
それが私達のうまれてきた理由ですと。
27番神峰寺のような山道ではなく、閑静な平地に国分寺はあった。
徳島-高知 お遍路
徳島県の遍路道でも20番鶴林寺~21番太龍寺は山道険しく果てしなく感じた。
12番焼山寺が難所といわれているが、登山。かなりの登山だった。
ちなみに登山をする時は足の爪を短くした方がいいです。むけたりするので。
そして23番を終えると徳島のお寺は終わる事になる。
そこで一国参りを終わらせる方もいた。
「高知は計画を練って2回に分けようかな」等と話しながら。
全てを歩きで回る場合も23番薬王寺から24番までかなり距離がある。
しかしその距離が絶景なのだ。
私はあの景色を見ながら長時間バスを待つことになったが海の美しさ、そこで食べたうどんのおいしさを忘れられない。
本当にのんびりとした気分だった。
つい数ヶ月前まで朝も夜も忙殺されていた身としては。
そしてさすがの野宿猛者も歩く事を諦める事が多い。電車は途中で途切れバス旅になる。
やがて室戸岬をおがむようになる。
そして高知への旅。すなわり「修行の道場」がはじまる。
高知は広く、回りにくさは徳島を凌駕するという。
あけましておめでとうございます
本年も当ブログをよろしくお願い致します。