発心の地

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ひめゆり塔

 

今回数十年ぶりにひめゆりへ訪れた。

建物が新しくなっていた事にも驚かされた。

前回訪ねた時に学生だった私達に体験した話を

体験者の話を拝聴した。その体験は私の10代の経験に大きく記憶されている。

やはり歳月が立ちすぎたのだろう。資料館は現代的なものに変っていたよう思える。

 

細かい部分の見方や感じ方も10代の頃とは変ってきた部分はさておき、

情報の不確かさや集めておいて突然の自己責任「解散命令」を言い渡された時の憤りは私の想像が追い付くものでは無いだろう。

 

敗色濃厚となった1945年6月18日。恐らく何を指示していいかわからなくなった上。指示が降りてこない。勝てると信じていたという背景の元「解散命令」が出され洞窟からだされる事になる。

 

正しい情報と責任者の責任ある指示があれば守れる命はあった。

置かれた立場によって命を落とす事もある。

私はまたこの場所に訪れるだろう。